“ラチェットはセイバートロン星において随一のメカニックだった。
彼のワークベイはピンからミサイルまで、何でも造ることが出来る。適切なパーツで傷ついたオートボットを
リペアするのだ。

パーティーが好きで、誰にでも受け答えするが、誰とも同じ位に仕事もする。
レーザーメスにアーク溶接、電子顕微鏡にサーキットセンサー、液体ディスペンサーを持つが、彼は時折
それらを用いて楽しむ悪癖があるのだ。”

“セイバートロンではラチェットは秀逸なメカニックだった。
彼が真に偉大なメカニックにあり続けた理由、それは彼がパーティーに関心を持ち続けたからだ。

何年にも渡る戦争と、メガトロンとの出会いの悲劇の連続は、彼の本来の良質な部分を変質させてしまった。
残されたのは憂鬱と気難しい態度だ。

彼は未だにオートボットの優れた医師の役に就いているが、近頃は悪しきメモリーに取り乱すことが多い。”

というわけで、今更ながらユニバースクラシック・G1シリーズのラチェットを買いました。

一番上の画像を見ていただければ分かるように、全体的にマーキングがクドい、どちらかと言えばクラシックスのようなデザインです。カッコいいです。

　　　　　　　　←ユニバース版（海外版）　　　　　　　変形！ヘンケイ！版（日本版）→

見ての通り、パトライトの造形が違います。

いかにもアンビュランス的なマーキングがかっこいいです。

このTOYの一番良いところ、それは、、、

ナンバープレートでしょう。

黒く塗り潰されている日本版と違い、海外版は黄色地に“H3L　PU2”と書かれています。

これは、かつてマーベルコミックでラチェットがメガトロンと融合し、異形のモンスターと化してしまうというストーリーが掲載された70号のカバーアートで、彼らが“HELP　US”と書かれた黄色い紙を持っていたことに由来します。

G1トイとユニバース版のキャラクターバイオの意訳を一番上に乗せましたが、それを見て分かるように、
ユニバースクラシックがちゃんとマーベルコミック版の（パラレルな？）続きであるという事を示唆しています。

ところで、ユニバース2008は、ある時期から“CLASSIC シリーズ”というカテゴリが無くなり、“G1 シリーズ”や、
“ARMADA シリーズ”というカテゴリが増えました。

国内のファンの間では、CLASSICシリーズとG1シリーズは異なるユニバースと見る見方もあるようですが、
そもそもユニバースクラシックの前のシリーズにあたる、CLASSICSはマーベルコミックから連続したストーリーをバックヤードに持ちます。
このラチェットのバイオを見る限りでは、CLASSICシリーズとG1シリーズは同一のものであり、
シリーズ名が変わったのは、新規に増えるARMADA シリーズなどとの区別を明確にする為の、便宜上の理由だと思われます。

、、、マーベルコミックで死亡したキャラクターをユニバース2008で発売する為に、新たにＧ１シリーズという
カテゴリを作っただけのような気もしますが、、、

関係ないことですが、変形！メガトロンのメッキが凄い劣化しちゃっててorz
まだ二回くらいしか触ってないのにー