今回は日本ではドマイナーアイテムである、トランスフォーマー消しゴムについて紹介します。

このＴＦ消しゴムは有名なところだとボックスセットの“サイバトロン 22セット”や“9セット”などがありますが、
今回紹介するものは“トランスフォーマー ミルクキャラメル”のオマケです。

海外でデコイと呼ばれるＴＦ消しゴムは、このキャラメルより後に発売されることになり、
それが日本版の22セットや9セットにあたります。

ジャイブの記事では、デコイと食玩版が一緒くたにされています。これは“トランスフォーマー ラムネ”のことだと思います。「フォームスロボ」と書かれたフックトイ版も存在するので、断言は出来ませんが･･･

キャラメル版も、デコイ版も、ハッキリ言って、どれも特筆する点のない、ただのゴム人形です（しかし魅力あるアイテムです）。

どこらヘンが魅力なんでしょ？

まず、デコイは（海外では）キチンと設定が与えられており、メインのTOYラインと絡めて遊ぶことを想定されたアイテムです。ここが、キン消しやガン消しとは異なる面白いところです。

デコイは、ファーストエイドが、ガルバトロンに奪われたマトリクス奪回作戦の一環として開発したおとりロボット。という設定で、当時、海外では、「FREE！ TRANSFORMER DECOY PLUS」のシールと共に、TOYのブリスターに一緒に梱包されていました。

ちなみにデコイもキャラメルも、大して差の無いゴム人形ですが、ゲンミツに言えば、前述の通りデコイの方が後から 発売されたものなので、造形もアニメ寄りです。

ながーーーーい前フリになってしまいましたが、ここからやっと本スジです。

コンボイやスタースクリームなどはキャラメル版もアニメ寄りの造形ですが、ミニボットやリフクレクターなどの（資料が少なそうな？）小粒な連中にその特徴があります。

まずはリフレクター
真ん中の人のデザインです。カメラのレンズ部分にデストロンマークが刻印されていて、スーパーリンクのTOYのようです。

バンブルとクリフ
ミクロロボットＣＡＲ！という造形です。

ザンネンながら、僕の持っている個体はオマエら色が逆！ってカンジですが、キャラメル版は黄、オレンジ、青、緑の個体がランダムで混入されているようです。

そして、これらの中で、一体だけ、「んんん〜〜？？？？」というものがあります。

それは･･･ゴングです。

「怪力ゴング様たぁ、俺のことよ！！！」

ウソつけ！！と言いたくなる造形ですが、ちゃんとミニブックにも“ゴング”と書いてあり、色まで塗ってあります。

なぜこんな造形になってしまったかは、当時これを作った人も忘れていることでしょう。

衝撃のゴングです。

なんだかモヤッとしたままおしまい☆

当時のこうした食玩は圧倒的な出来の良さで知られる、“TF ガム”ばかり取り上げられがちですが、
こうしたゴム人形も語りつくされていない分、まだまだ見知らぬ魅力の詰まったジャンルだと思います。